コンタクトレンズは、スポーツの時や日常生活でも眼鏡による煩わしさがない、とっても便利なものですが、繊細な目の表面に乗せて使用するため一つ使用方法を誤ると重症なトラブルも起こしやすいのです。その為、人工呼吸器や透析機器と同様の高度管理医療機器に指定されています。
⭐️コンタクトレンズの装用時間を守っていますか?
眼鏡が無いとついつい寝るまでずっとコンタクトレンズをつけたままで装用時間が長くなったり、少々目が痛くても、眼鏡がないためコンタクトレンズをそのまま装用して目にトラブルが起きやすくなります。本来、角膜は無血管な組織ですが、長時間装用によって酸素欠乏となり、角膜内(黒目)に血管が入り込んでしまうことも起きます。眼鏡と上手に併用して、決められた時間以上はコンタクトレンズを装用しないように気をつけましょう。
⭐️コントクトレンズのケアは怠っていませんか?
「面倒くさい。時間がない。」などと、ケアをさぼっていると、徐々にコンタクトレンズに汚れ(化粧品・タンパク質・カルシウムなど)が蓄積して目のトラブルを起こしやすくなります。カビが生えてしまうなどの恐ろしいことも起きてしまいます。しっかりとケアをして頂いていつも目にやさしい状態のコンタクトレンズを使用しましょう。
⭐️眼科定期受診でレンズ度数の変化や目の状態の変化を、確認しましょう
ドライアイになっている時や、スマホやタブレット・パソコンを長時間使用した後に合わせた度数は、適切ではないことがあります。また、小学生〜高校生の間は身体の成長にともなって度数が大きく変化することがあります。眼科で定期検診を受けて常に良い状態のコンタクトレンズを使用しましょう。